Sonarの手引き

このたびは、Sonar2.0をダウンロードしていただき、まことにありがとうございます。 これは、音声の周波数時刻歴をリアルタイムに解析・表示するソフトです。 本ソフトウェアの初版は2000年にリリースされたものですが、ソースコード紛失とともに、会社が忙しいこともあって放置されていました。 2022年、約22年ぶりに残骸から復元し、Windows10でも動くように直し、再リリースしました。

【特徴】
  • CD/マイク/LINE IN/ステレオミキサー等の音をリアルタイムで解析し、周波数時刻歴を画面に表示します。
  • きれいなカラー表示と、わかりすいグレースケール表示の両方をサポート。
  • 横流し/縦流し、スクロールON/OFFの切り替え可能。
  • 周波数・レベルとも、リニアスケール/対数スケールの切り替えが可能。
  • 64bit。
  • Unicode。
  • 高DPI表示対応。
【解析長さについて】
初期設定では1024サンプル毎になっています。
解析長さを短くすると、時間軸方向の解像度が良くなりますが、周波数方向の解像度が悪くなります。
解析長さを長くすると、時間軸方向の解像度が悪くなりますが、周波数方向の解像度が良くなります。
両方の解像度を同時に高めることはできません。 特に低音部の音は、相当に解析長さを長くしないと周波数軸上で音階を分離できません。 ただし、解析長さが長いほど演算量は多くなり、処理が遅くなることがあります。 ご使用の目的に合わせて、最適な解析長さをお選びください。

【周波数範囲について】
初期設定では22050Hzになっています。これは0Hz~22050Hzの範囲で解析を行うことを意味します。
なお、本ソフトウェアのサンプリングは、44100Hzステレオ16bit固定です。
周波数範囲を狭くすると、周波数方向の解像度を拡大できますが、時間軸方向の解像度が悪くなります。
周波数範囲を広くすると、周波数方向の解像度は低下しますが、時間軸方向の解像度が良くなります。
両方の解像度を同時に高めることはできません。 特に低音部の音は、相当に周波数範囲を狭くしなければ周波数軸上で音階を分離できません。 ただし、周波数範囲が狭いほど演算量は多くなり、処理が遅くなることがあります。 ご使用の目的に合わせて、最適な解析長さをお選びください。

【動作環境】
OS Windows7/10/11 64bit版のみ
CPU Core-i3 又は Ryzen3以上
HDD 10MB以上の空き容量
メモリー 4G以上(8G以上推奨)
モニター 640×480ドット、256色以上表示可能なモニター
オーディオ CDの音・マイクの音・LINE INの音などが取り込めるもの。


【仕様】
プログラミング C言語・マルチスレッド
演算形式 高速フーリエ変換(FFT)
レンダリング方式 DrawDIBDraw方式(DirectXは使っておりません)
レコーディング方式 WMME関数使用(DirectXは使っておりません)


【使用条件】

このソフトは無保証です。作者は一切の責任を負いません。 このソフトは、個人又はオープンソース又は非営利目的に限り無料で使用できます。その他の目的での使用はできません。



【連絡先】

https://kuzudeveloproom.sakura.ne.jp

ee65051@yahoo.co.jp